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近年、自力での移動が難しい高齢者のため、訪問による歯科診療が増えているといった新聞記事がありました。それによると、要介護者のうち74.2%が何らかの歯科治療が必要であるにもかかわらず、実際に歯科治療を受けた人は約27%とのこと。確かに、自力で歯科医院に行くことができなければ、歯は悪くなる一方でしょうが・・・。こうしたサービスはこれからも必要となるでしょう。
また、歯科治療も疾患の治療や義歯など消極的治療から、リハビリなどを導入し、積極的に口の働きを回復させる治療に変わってきているとのこと。日進月歩といわれる医療の世界でも、社会の動向や要請に応えた方向に向かっている。そんなことを感じさせる記事でした。
東京では、もうそろそろ桜が終わるころとなりました。西立川にある昭和記念公園は、今年最後の桜を見ようと多くの人がつめかけたようです。
桜に関する思い出といえば、ゴールデンウイークに徹夜で長野に行き、桜の写真を撮影したり、早朝、街道の真ん中で見事な桜並木を撮影したりと写真に関わることが多いのですが、最たるものは以前住んでいた東京・練馬の桜でした。小学校低学年のころ、練馬に引っ越してきましたが、その近所には川の両岸に見事な桜並木が続き、桜が散るころになると川一面が桜の花びらで埋まり、桜色の川となっていました。亡くなった祖母が桜色の川に感動したせいか、こういう景色は残さなければいけないと何度もつぶやいていたのをおぼえています。数年後、大型台風の影響で川の拡張工事が行われため、桜並木が消えたことを、子どもながらすごく残念な気持ちでみていたのを思い出します。
桜は散り、そして来年には新しい花を咲かせるでしょうが、桜に関する思い出はいつまでも残るものであり、大事にしていきたいと思う、今日この頃です。
消費税が8%になり、街中ではその影響がいろいろな面で表れているようです。商品の価格では、表示(税込み、税抜き)が店によって異なる等、少し注意しないとわかりづらい状況となっています。大きな変化といえば、電車やバスの料金がICカードを利用した場合、1円刻みになったこともあげられます。今日、バスに乗りましたが、料金は206円と非常に半端な数字でいささか驚きました。もっとも、現金だと210円だそうですが・・・。消費税増でも、できるだけ負担感を与えないという配慮からも1つにはあると思います。そして先週も書いたとおり、来年の10月には10%になるわけですから、その点も踏まえの対応でしょう。
消費者としては、場合によってはお店等に訪ね、きちんと納得した上で購入・サービスの利用を心がける必要があると思います。
いよいよ4月1日より、消費税が8%になります。消費税は、来年の10月から10%になる見込みで、今回はその予兆ともいえるでしょう。
新聞によると、消費税が3%から5%になったのは平成9年で、当時は消費税増だけではなく、所得税特別減税の廃止などが行われたため国民の負担感は重く、長く続いたデフレの一因になったといわれます。今回はその反省を踏まえてか、公共工事の追加投資など負担感の軽減を図る政策が多いことが特徴といえるでしょう。
とはいえ、消費税は租税の「水平的公平」の考えに基づいた税金であり、低所得者にとっては負担感が大きくなるのは間違いありません。一説には、長いデフレで一般市民にも生活防衛を行う知恵が鍛えられたとありましたが、今後も知恵をはたらかせ、暮らしていくことが必要になりそうです。
今日は、国分寺支部の研修会に参加しました。講師は調布支部の菊田民治先生で、講義内容は「遺言や法定相続と生前贈与の仕組みや利点について」ということで、相続に関する概要と注意点について、講義いただきました。
相続税は平成27年から基礎控除額が減額される等、内容が大幅に変更されます。それに伴い、相続時清算課税制度や生前贈与の活用なども考慮する必要があるでしょう。贈与税の詳しい計算などは、税理士の方などへお任せすることになりますが、財産を守ること、そして遺言などによってスムーズな財産分与を行うことについて、行政書士ができることについて再確認することができました。
行政書士会では、行政書士を「まちの法律家」といっていますが、身近なパートナーとして、もっと皆さんのお手伝いができればと改めて思った次第です。
家族の思い入れがある家を相続したが、逆に重荷になっている・・・。そんな事態が日本全国で起こっているようです。
例として、元々家族が一緒に住んでいたが、子どもが独立し、親だけが住むようになり、その親も亡くなったりして、住人がいなくなる。子どもは別に家を持っているため、老朽化した実家は不要だが、家を売却しようにも売れず、管理に追われ、最後にはそのまま放置しているといったことが考えられます。
日本ではそういったケースも含め、空き家が約757万件あり、空き家の敷地内にある木の枝が隣家にはみだす等のトラブルが増加しているようです。空き家のままにしておくと、防犯上の問題や自然災害による倒壊、さらに家の老朽化が進み、近隣に迷惑をかけるといったことになりかねません。かといって、売却もできず、管理費用だけかさむといった問題も起きています。
かつては、親の家に子どもが住むことが前提でしたが、時代と共に意識の変化が及ぼした影響の1つともいえるでしょう。対策については立地や家族の状況などを考慮する必要がありますが、遺言や財産管理などを長期的に計画する必要があります。人気の土地なら売却は楽ですが、そうでない場合は売却価格の見直しなどを粘り強く、長期的に行うことが必要でしょう。私の知っているケースでも2~3年はざらにあります。
死後のことを考えることは「縁起でもない」ことですが、自分か良かれと思って行った行為がかえって、迷惑になったというケースも考えられます。そうならないよう、まずは子どもたちと相談する機会を作ることも大切ではないでしょうか。
桜3月とは言うものの、昨日は雪(!) も降り、また春には遠いという感じもします。この時期は体調管理も難しく、かくいう私も風邪を引き、医者には行かなかったものの、数日間、薬の世話になっていました・・・。
さて、日本気象協会をはじめとする気象情報機関は5日、全国の桜の開花予想を発表しました。それによると、東京は平年より遅く、日本気象協会は3月31日、ライフビジネスウェザーとウェザーニュースは3月28日と予測しています。この開花予想の日付ですが、ウェザーニュースは桜の名所(東京では上野恩賜公園)で1輪以上開花する日、その他は気象庁の標本木で5~6輪咲く日を言うそうです。桜の開花予想の定義が、機関によって異なるのは驚きですが、いずれにせよ、見頃は例年より3~5日遅くなりそうです。
まだ、暖かい日と寒い日が続くことになりそうですが、皆さんも体調にはくれぐれもお気をつけください。