家族の思い入れがある家を相続したが、逆に重荷になっている・・・。そんな事態が日本全国で起こっているようです。
例として、元々家族が一緒に住んでいたが、子どもが独立し、親だけが住むようになり、その親も亡くなったりして、住人がいなくなる。子どもは別に家を持っているため、老朽化した実家は不要だが、家を売却しようにも売れず、管理に追われ、最後にはそのまま放置しているといったことが考えられます。
日本ではそういったケースも含め、空き家が約757万件あり、空き家の敷地内にある木の枝が隣家にはみだす等のトラブルが増加しているようです。空き家のままにしておくと、防犯上の問題や自然災害による倒壊、さらに家の老朽化が進み、近隣に迷惑をかけるといったことになりかねません。かといって、売却もできず、管理費用だけかさむといった問題も起きています。
かつては、親の家に子どもが住むことが前提でしたが、時代と共に意識の変化が及ぼした影響の1つともいえるでしょう。対策については立地や家族の状況などを考慮する必要がありますが、遺言や財産管理などを長期的に計画する必要があります。人気の土地なら売却は楽ですが、そうでない場合は売却価格の見直しなどを粘り強く、長期的に行うことが必要でしょう。私の知っているケースでも2~3年はざらにあります。
死後のことを考えることは「縁起でもない」ことですが、自分か良かれと思って行った行為がかえって、迷惑になったというケースも考えられます。そうならないよう、まずは子どもたちと相談する機会を作ることも大切ではないでしょうか。
コメントを残す