新聞によると、女性への強姦問題が深刻なインドでは、2012年に起きた事件をきっかけに、反暴行運動が起きた結果、被害者の証言だけで被疑をかけられた男性を逮捕できる法律が成立したそうです。しかし、法律を逆手にとり、報復や金銭などを目的に虚偽申告するケースが急増したため、暴行事件の届出はここ3年で3倍に膨れ上がったのに対し、有罪率はこの1年で半減しました。この背景には、虚偽の提訴が明らかになっても通常、女性側は罪には問われないといったことがあげられます。一方、男性側は逮捕された男性は無罪であっても、名誉毀損や職を失うなどの被害が残るため、明らかに男性側に不利な状況になっているそうです。
記事を読む限り、2012年事件の問題があまりにも強いことから、早急な法整備が必要であったと思われますが、法律の不備が大きすぎたような気がします。特にインドでは、女性専用列車に乗った女性は安心するせいかスリ被害にあうことが多く、仮に女性スリが捕まったとしても泣いて反省を口にするため、立件に至るケースが少ないとか。女性はかよわき者と思いがちですが、たくましい女性も増えてきたことも事実。法整備では、社会背景を踏まえたうえで、バランスよく行う必要があるのでしょう。
« ふるさと納税と地方の発展
意外と知らない漢字の語源 »
コメントを残す