中国の食品会社が、使用期限切れの鶏肉を日本に納入していたことが明らかになり、問題となっています。中国産の食品といえば2012年に抗生物質の入った鶏肉が納入、2008年には農薬入り冷凍餃子が納入され、日本で健康障害が発覚した等があげられます。日本のレストラン等としては、コストの低減化で利益率の向上などを図るねらいがあるでしょうが、消費者の安全志向にどれだけ応えられているのか。リスクと価格のバランスを今一度考え直す時期だと思います。
一方、消費者も安全を求めるならば、より学習しなければならないと思われます。少なくとも、中国産を避ければ、いわゆる「チャイナリスク」を回避できるといった考えは持つべきでしょう。消費者の権利が強化され、またある程度、情報が開示されている現在、消費者にも考える余裕があると見るべきです。
マスコミなどは生産者のモラルなどを問題にしていますが、モラルがすぐに改善されることは難しいし、改善されたと言われても、疑いの目で見ることは当然だと思います。生産側の急速な改善が見込めない状況下では、消費者が賢くなることもまた必要だと思います。
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